第13稿:ソファとテレビが無駄にでかい
時の流れは早いもんで、蒲田に越してきてからもう2週間が経ちました。
題名については、そういうことです。とにかく、でかい。
始めて引っ越しをしたのですが、やることが多くて多くて・・・
前の家にあった物は極力捨てて、できる限り新しい物にして、
なんて流暢な考えの所為で、あるはずの物がなくオロオロ時間ばかり経ちました。
風呂上がりにドライヤー無かったのはゾッとしたなぁ・・・
さて、そんな私ですが、いよいよ緊張し始めているわけです。
来週のこの時間には、もう宇多田ヒカルのライブを見終わっているわけですから。
今から着る服をどうしようとか、髭は剃った方がよいか、とかそんなこと考えてます。
一番心配なのは、私の心がちゃんと彼女の歌声に感じてくれるのか、
それが急にふと頭をよぎり、ちょっと不安な気にもなってみたり。
まるで、始めてデートした日の前日みたいだ!笑
ま、楽しみです。
さて引っ越しに話を戻すと、場所を蒲田にしたのには幾つか理由がありました。
1.中延を離れたかった
→静かだしいい街なんだけど、私のような人間は、逆にすごく孤独を感じるのです。
2.蒲田みたいな賑やかなところに住みたかった
→どこ住んでるの?と聞かれて、「蒲田」と一言で答えられるにもプラスポイント。
生まれてこの方、最寄り駅の名前を伝えてスムーズに会話が進んだことの方が
少なかったので・・・
3.マックィーンズのキョーヘイさんがいるので
と、ざっくり3つほどですかね。
この3番目の、マックィーンズのキョーヘイさんというのは、
同じ川越東高校出身で、いかれたクレイジー床屋さんです。
キョーヘイさんは、一言で言えば「実直」であります。
とにかく真っ直ぐなカッコいいやつで、
ひねくれ者の私から珍しく尊敬される、とても稀有な存在なわけです。
そんな彼と、最近はラップを作ろうぜ大作戦を決行し、
夜中の3時まで歌詞を考え、床屋に置いてある機材でレコーディングをし、
あれこれ楽しくやっています。
そうそう。年末には「飲めるだ王選手権」も開催されます。
嫌な予感しかしませんが。
この男と最近よくつるむようになってから、なんていうか、大げさですけど、
人生というものが少しづつ変わってきているようです。
肉体的にも変わってきて、だいぶ筋肉がつきました。体重も5キロ落ちたし。
感覚的には、心なしか、楽しくストレートに生きているような、感じ。
とても良い兆候ですが、本ブログの主題「愛すべき頭の中の脂肪」が
最近はあまり見当たらなく、それもそれでちょっとオロオロしたりします。
まぁ多分引っ越しで忙しかったからだろ!
ということに現時点ではしておこうかな。
今月は宇多田ヒカルのライブを皮切りに、24日夜はimaiのワンマン、
そして29日はageha(若い!)と終盤にかけてイベント目白押しなので、
気付いたころには、またモヤモヤと脂肪が増えていることでしょう。
それまでノンビリ、こんな曲聴きながら、
緞帳の降りたステージの中に、微かに残る温度を、感じていようかな。
ブルーヴェルベットの布を、温かく、愛おしく、見つめていようかな。
あ、次は京極夏彦について書こう。